そもそも副業でカウンセラーの仕事をできるの?そのようなことを考えているかも知れません。本業と同時に進めるのは簡単ではない…と思ってしまうかも知れませんが、「オンライン」でカウンセリングのサービスを提供するのであれば、副業として始める事は十分可能です。

そこで、副業としてカウンセラーを始めるための具体的なステップや注意点など詳しくお伝えします。

副業でもカウンセラーを始めることができる理由

会社員や別の事業をしながら、一方で副業としてカウンセラーを始めたいと考えたことはありませんか?「しかし、そんなことできるのだろうか」と不安もあるかも知れません。結論から言うと、副業でカウンセラーを始めることは十分に可能です。その具体的な理由を見ていきましょう。

オンラインでできるから

Zoomなどのビデオ会議ツール、チャット、メールなど、今はオンラインを通して様々なコミュニケーションツールが存在します。こういったものを活用することで、時間や場所を問わず、カウンセリングをすることができます。そのため、会社員や別の事業をしながらでも、副業としてカウンセラーを始めることは十分可能です。

補足解説

オンラインでのカウセリングは対面でのカウンセリングと同程度の効果が出ることもあり、かつ農村部や遠隔地に住んでいる人が、遠隔でカウンセリングを利用することができるので有益です。また忙しいご相談者にとっても、手軽にカウンセリングを利用してもらう良い方法といえます。
参考:The Pros and Cons of Online Therapy

在宅でできるから

カウンセリングの仕事は必ずしも事務所を構える必要がありません。オンラインで仕事を始めれば、自宅で仕事をすることが可能です。ノートパソコンが1つあれば、自宅、カフェなど、インターネット接続環境がある場所であればどこででもできます。実際、私も出張が多かった頃は、新幹線の中で仕事するということも多々ありましたし、気分転換にカフェで仕事をするなどのこともあります。

自分1人で始められるから

オンラインで仕事をする場合、自分1人で始めることができます。沢山のスタッフを雇って仕事をするという必要がありません。そのため、スタートを切る初期の段階での負担が最小限で済みます。もちろん、後ほどお伝えするネットワークを活用すれば、基本は自分1人で仕事をしながらも、周囲の協力を得ながら仕事をすることが可能です。

副業でカウンセラーになるためのステップ

ここでは、副業カウンセラーになるための具体的なステップについてお伝えします。これから仕事を始める際のおおよその計画を立てる際に役立ててください。

アイデアを出す

まず最初の段階では副業のアイデアを出す必要があります。自身がどのような種類の副業カウンセリングに興味があり、情熱を持って取り組めるかを検討してください。提供したい具体的なサービス内容を決めます。例えば「不登校の子供向けのカウンセリングをしたい」、「パワハラ関連の問題を解決したい」といったことを決定します。

こういった専門ジャンルを決める際には、自身の既存のスキルや経験、専門知識などを一度整理してみるのも良い方法です。これらのリソース(資源)を有効活用することで、カウンセリングを始める際にどう活用できるかを考慮してください。もちろん、市場のニーズや自身の興味関心と合致することが望ましいです。

また、この時期は、カウンセリングについても学びを進めるようにしてください。本を読むということからはじめてもいいと思います。できる事から1つずつ進めるようにしてください。

ビジネスプランを作成する

アイデアを出したあとは、実際にビジネスプランを作成します。副業だからといって、ここをいい加減にしてしまうと厳しい結果になることもあるので注意してください。副業としてカウンセリングをするのには重要なステップです。

ビジネスプランというのは、具体的に目標設定、それを達成するために必要な施策、使えるリソースを明確化。最低限ここまでのことは十分に検討して進めてください。また、必要に応じて市場調査を行い、提供するサービスに対するニーズを把握しておくことも大切です。

サービスメニューを考える

カウンセリングのサービスを提供する際、具体的なメニューを検討する必要があります。例えば、60分のカウンセリングで何円というものです。このサービスメニューを考える際には、標準的なメニューと、初めての人が利用しやすいライトなメニューと2つは用意するようにしてください。

また、メールを使ったカウンセリングと、Zoomなどを使う場合では、たいてい料金設定も異なると思いますので、その点も検討する必要があります。

先生を見つける

副業としてカウンセリングを始める際には、先生を見つける事も大切です。先生を見つけて、教えてもらうことで成功までの時間が大幅に短縮されるからです。間違っても我流で進めないように注意してください。自己流で進めてうまく行くほどは甘くないことが多いです。

マーケティングを開始する

次は、クライアントを獲得するためにマーケティングに取り組むようにします。何か1つの方法で成功しようとするのではなく、多様な戦略を組み合わせてください。「これさえれば万事OK」という方法は存在しないからです。

質の高いWebを作成し、自身の専門性や提供サービスを明確に伝え、コンテンツマーケティングや広告戦略、SNSでの情報発信など複数のアプローチをすることによって集客やセールスは成功します。このように、あらゆる媒体を使うマルチプラットフォーム戦略を実践するようにしていきましょう。

ネットワークを作る

余裕ができてくれば、他のセラピストとネットワークを構築するようにしてください。副業としてカウンセリングを進めるのに大いに役立ちます。ビジネス運営に関するヒントやアドバイスを得る事もできますし、情報交換も可能です。

他のセラピストと繋がりを通じて、クライアントを紹介し合うなどのことも可能です。同業者とは、信頼関係をつくりお互いの活動を支え合えるようになることが望ましいです。

副業でカウンセラーを始める際の注意点

ここでは、副業としてカウンセラーを始める際の注意点を挙げておきます。この注意点を守って、カウンセリングの仕事を始めるようにしてください。

最初から資格取得に大金を使わない

最初から資格取得に大金を使わないように注意してください。多くの人が「資格さえとれば仕事ができる」と思っています。それは大きな誤解です。資格を取ったからといって、ご相談者さんが来るわけでは全くありません。少なくとも、仕事がある程度軌道に乗ってから資格取得に大金を出すようにしても遅くはありません。最初から数十万円の資格取得費を出してしまうと、その後の集客が上手くいかなくなったとき、手詰まりになってしまいます。

自己研鑽を続ける

先ほど資格取得は急がない、最初から大金を出さないと伝えましたが、これは「自己研鑽をしなくてよい」という意味ではありません。自分のことを磨くことは、まだ十分に収入を稼げていないときからコツコツと始める事が大切です。お金をかけなくても、自己研鑽をすることは十分に可能です。オンラインコースや読書など、今は沢山の選択肢があります。自分の予算と時間的な余裕にあったものを選択し学びを始めるようにしてください。

まとめ

今回は、副業でカウンセラーを始める方法についてお伝えしました。特に注意点で挙げたように最初から大金を使って、あとでいきづまった…などということがないように注意してください。

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